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粒子分散|セラミックス技術コラム

セラミックス技術コラム

粒子分散

「分散」とは理化学辞典によれば、「1つの相にある物質内に他の物質が微粒子となって散在する現象」と定義される。

前者を分散媒、後者を分散質もしくは分散相と呼ぶ。

また、そのような状態にある系を分散系と呼ぶ。

一般的に産業分野でいう分散系とは、分散質が大きさ数μm~数nmの固体粒子で、分散媒が液体であるものを指すことが多く、分散質が液体である乳化や、分散媒が気体であるエーロゾルと区別される。

このような粒子分散系を製造する作業、プロセスを「分散」もしくは「分散工程」と呼び、製造された粒子分散系は「スラリー」や「ペースト」とも呼ばれる。

粒子分散系を製造する方法はブレーキングダウン法とビルディング・アップ法に大別される。

前者はトップダウン法、後者はボトムアップ法とも呼ばれる。



参考文献;きちんと知りたい 粒子表面と分散技術/小林敏勝・福井寛 著

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