物性測定の話し6~電気特性(3)~|セラミックス技術コラム
セラミックス技術コラム
物性測定の話し6
~電気特性(3)~
電気特性の話として「絶縁破壊電圧」があります。
電気特性の話の中でセラミックス・プラスチックは基本的には絶縁体であり、誘電体であります。
絶縁性は自由に動くことができる電子の個数が少ないことに起因していますが、セラミックスもプラスチックも一定以上の高電圧をかけると、絶縁体内に電子が
流れ込み絶縁性が破壊されます。
自然界で起きている絶縁破壊は「雷」です。
空気は絶縁体ですが、雲に存在する電荷が引き合い、高電圧がかかることによって「雷」として放電します。
この特性が「絶縁破壊」であり、絶縁性を破壊し導電した電圧を「絶縁破壊電圧」と呼びます。
物性表に書かれている数値は厚さ1mmに対して破壊が起きない電圧となります。
物性表をご確認の上、ご使用用途にあったセラミックスをお選び下さい。
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